ヘパトピア西高台内科 (宮崎県宮崎市)

当院は、平成10年に開業し、主として高血圧症、糖尿病、脂質異常症(高脂血症)、高尿酸血症といった生活習慣病や肝臓病(肝炎や脂肪肝など)を対象に診療にあたってきました。近年、食生活の欧米化に伴い、糖尿病は増加の一途にあり、今後、その合併症として腎臓病、網膜症、神経障害に加え、動脈硬化や心不全、がん、認知症などが増加してくることが問題となっています。最近、有効な糖尿病薬が各種開発・発売され、血糖のコントロールが容易になるとともに、さらにはそれら合併症の予防効果も期待されています。当院でも、まず食事・運動療法の指導を行なうとともに、各糖尿病薬を駆使し、糖尿病の治療にあたっています。脂質異常症に関しては、悪玉コレステロール(LDL-C)だけでなく、善玉(HDL-C)以外のレムナントコレステロールや中性脂肪も動脈硬化を促進すると考えられています。また、高尿酸血症も高血圧との関連や動脈硬化の促進、最近では腎臓にも障害をきたすと考えられています。これら生活習慣病に対して、当院では、食事・運動療法の指導とともに、適切な薬物療法を行なっています。肝臓病に関しては、B型肝炎やC型肝炎に対する治療の進歩により、肝炎ウイルスによる肝硬変への進展や肝臓癌の発症は減少してきていますが、肥満や糖尿病、脂肪肝の増加により、いわゆるメタボ肝癌が増加してきています。当院では、血液検査や腹部エコー検査を行ない、肝臓の脂肪沈着や内臓脂肪蓄積等を総合的に評価し、食事・運動療法の指導を行なうとともに、肝硬変への進展の予防や肝臓癌の早期発見に努めています。