しこりができて痛みがある
母乳を与えていますが乳房にしこりが出来てしまい、触ると痛みます。熱はないようですが乳腺炎になってしまったのでしょうか?
乳管がつまってそこに母乳がたまると、その場所にしこりを触れて、痛みを感じる場合があります。しこりが出来てしまった時は、乳房のマッサージを行って乳管の通りをよくし、赤ちゃんに吸ってもらうようにしましょう。残ったおっぱいは搾って、残乳を残さないようにします。この時のマッサージは直接しこりの部分には触れないようにして乳房の付け根から動かすようにしましょう。しこりをそのまま放置しておくと、そこに乳首から細菌が侵入し、乳腺炎を起こすことがあります。乳腺炎を起こすと乳房が赤く腫れて痛く、熱をもったり、全身に高熱が出たりします。乳腺炎をおこしてしまったら治療が必要になりますので、受診をしましょう。 腫れて痛い場合は、冷却剤や凍ったタオルをビニール袋に入れて、ガーゼやタオルでくるみ、乳房に当てて冷やしましょう。冷やしている時は凍傷を起こさないように注意して下さい。おっぱいを冷やすと母乳が止まってしまうのではないかと心配するお母様がいますが、2、3日冷やしたくらいでは母乳はまず止まりませんので、あまり心配しないようにしましょう。抗生物質を使用したり化膿した部分を切開して膿を出す場合もありますが、炎症がおさまればまた授乳を再開することができます。
乳腺炎を予防する為には乳首の清潔に留意し、マッサージや搾乳を日頃から行うようにしましょう。
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