医療法人蒼風会 こだま病院 (鹿児島県南九州市)

高齢化に伴い、認知症をはじめとした疾患の診断及び治療が必要となる方が増えております。ご家族だけで悩みを抱えることなく早めに相談・受診されることをお勧めいたします。
また、若年層・働き盛りの方を中心に不眠や抑うつ気分を認める方も増えており、「自分がこころの病にかかるはずがない」と無自覚な場合も多く、精神科病院を受診されることへの抵抗を示される方が多いのも事実です。
薬での治療に不安を抱いたり、抵抗があったりされる方もいらっしゃいますが、当院では『認知行動療法』などの薬物療法以外の治療も行っております。

こだま病院は昭和54年6月に開院しました。開院当時は鹿児島県内でも少なかった精神科病院・病棟の開放化を進め、現在に至ります。
精神科デイケア、精神科ナイトケア、精神科訪問看護の在宅サービス以外にも、就労継続支援B型事業所、地域活動支援センター、グループホームなどの関連施設をはじめ、患者さんが運営する店『萌』などがあります。

これからはより受診をしやすい病院の雰囲気づくりが大事ではないかと考えています。他の医療機関にない取り組みとしては、病院内に人工芝のフットサルコートを整備して地域の方々にも利用していただけるように開放し、患者さんの治療手段の一つとして活用しております。
これらの取り組みや環境が、長期間苦しむことなくできるだけ早期に社会復帰されるために皆様のお役に立つことができれば幸いです。
今後も地域住民の方々へ満足度の高い医療を提供できるよう鋭意努力していきますので宜しくお願い致します。